木喰(もくじき)さん
- Day:2009.08.23 19:45
- Cat:ひと

南丹市八木町諸畑、清源寺入口にある木喰上人の像です。
享保3年(1718)年に甲斐国に生まれた木喰上人は、22歳で出家。
56歳のとき諸国巡礼の旅に出ます。
60歳を過ぎてから仏像作りをはじめ、訪れた北海道から九州にいたるまで、
生涯に1000体以上の像を遺しました。
清源寺にも、いくつかの像が保存されているそうです。

口元にかすかな笑みを浮かべた独特の仏像は、「微笑仏」とよばれ、
庶民から親しまれてきました。

周辺の道は、地元のお年寄りによって綺麗にお花で飾られています。

60歳を越えてから、エネルギッシュな創作活動に取り組んだ木喰上人。
思わずつられて笑ってしまいそうになる上人像は、いくつになっても
夢をもって歩んでいくことの大切さを教えてくれます。
その作品も、機会があればぜひ実物を見てみたいと思います。