番外編~ 故郷の川
- Day:2009.11.19 23:09
- Cat:自然
宍道湖近くに松江大橋がありますが、橋の名前のついた川というのも珍しいのでは
ないでしょうか。
中海が日本海とつながっているため、満潮時は中海から宍道湖へ、干潮時はその逆
と、流れの変わる川です。薄い塩分を含むため、昔はカレイやチヌが釣れることもあり
ました。僕が子供の頃のホームリバー(?)です。

この川の中海寄りに、「矢田の渡し」があります。
今でも日本一小さなフェリー(1台しか乗れません)が現役で働いています。
対岸から手を振ると、乗船の合図です。
子供のころ、遊びで乗って船頭さんに叱られたことを思い出します。


岸辺の茂みの中から、カモさんの一団が現れました。
人慣れしているのか、近寄っても逃げません。

中海大橋方面にも、今年も無数の鳥たちがやってきたようです。

大橋川でシジミを獲ったり、セイゴやハゼを釣っていた少年が、今、丹波の地で暮らしている。
川面を眺めながら、縁というのは不思議なものだなあ、とつくづく思いました。