今朝の主役 Day:2009.11.30 22:57 Cat:自然 久しぶりに濃い霧が出ました。毎朝通る河川敷の土手が、いつもとはちがっています。遠くが全く見えないことで、見慣れた紅葉が存在感をもって迫ってきます。いつもは何気なくその枝の下をくぐらせてもらっている紅葉が、確実に今朝の主役でした。 URL Comment(2)Trackback(0)Edit
水郷めぐり Day:2009.11.29 14:17 Cat:旅 修学旅行や遠足では、いつも体調を崩してしまうような子どもでした。「さあ、今日出かけるぞ」はよいのですが、予定が決まってしまうことでプレッシャーを感じてしまうのかもしれません(汗)グループ行動では、皆に迷惑をかけないように…という気持ちから悪循環に陥ってしまうのです。そういうわけで大人になってからは、自分のペースで動ける単独行が主になっています。そんな僕が一大決心(笑)をして、職場の親睦会旅行に参加しました。行き先は琵琶湖の湖東方面。この11月は滋賀県に縁があるようです。写真は近江八幡の水郷めぐり、手漕ぎ舟の乗り場。狭い水路から小さな舟に乗り込みます。葦や蒲の冬枯れの風景の中を、歩く速度よりゆっくり進みます。船頭さんは82歳。船頭仲間では最高齢とのこと。カッコいいです。前半はよかったのですが、後半は逆風となり水面も波立って、船頭さんの息もかなり上がっていました。水面を吹き抜ける風は、確実にもう冬の冷たさを運んできていました。 URL Comment(0)Trackback(0)Edit
また来年 Day:2009.11.27 21:42 Cat:場所 以前にご紹介した南丹市日吉町の多治神社。2週間の間に紅葉はかなり散っていました。ちょっと遅かったようです。盛りの紅葉には1年後にしか会えないと思うと、ちょっと寂しいような。主役は紅葉から、南天の赤い実に移りつつあります。気を取り直して、近くの府道沿いで見つけた紅葉です。紅葉の時期も、結構個体差があるようですね。 URL Comment(2)Trackback(0)Edit
霧に咲く Day:2009.11.26 22:37 Cat:自然 大家さんが植えていた苗がぐんぐん背を伸ばし、屋根より高くなりました。花が咲いたので、何だろうと調べてみると、「皇帝ダリア」のようです。今朝は、乳白色の霧の中に浮かんだように咲いていました。「皇帝」と呼ぶには、儚(はかな)いイメージの花ですね。 URL Comment(0)Trackback(0)Edit
瀬田川 その2 Day:2009.11.25 22:37 Cat:自然 早瀬を通り抜けた瀬田川は、速度を緩めて西へと向かいます。一時は先を急いでいたのですが、「そんなに急がなくていいじゃん」とでも言うように。向かう先は天ケ瀬ダム。そしてそこを通り抜けて宇治川になります。ここで瀬田川から別れて、息子が合宿している体育施設へ。携帯を見ると、圏外になっています。「誰からも連絡がつかない」ことの自由さを感じながら、2時間だけ練習を見学し、3日間の合宿でグッタリの息子を乗せて家路につきました。先日テレビである動物学者が、「動物はその脈拍数に相応した時間の感じ方をしている。脈拍の速いネズミと、遅いゾウでは、流れる時間の速さが異なる。人間は携帯やパソコンetc.の便利な物を発明し、自らの脈拍以上に時間が早く流れるようにしてしまった…」というようなことを言っていました。今の世の中、なかなか難しいことですが、気持ちだけでも自らの鼓動に合わせて暮らしたいものです。 URL Comment(0)Trackback(0)Edit
瀬田川 その1 Day:2009.11.24 23:07 Cat:自然 南郷洗堰を通った瀬田川の水は、ほどなく急流にさしかかります。川幅が急激に狭くなっているため、ちょうど桂川の保津峡のような景観になっています。道路沿いには立木観音の登り口があり、沢山の人が急な長い石段を登っていくのが見えます。瀬田川のエメラルドグリーンと紅葉がとてもきれいで、飽きずに眺めていました。マイナスイオンが充満しているのか、とても気持のよい場所です。 URL Comment(0)Trackback(0)Edit
南郷洗堰 Day:2009.11.23 21:31 Cat:場所 土曜日からバドミントンの合宿に行っている息子を迎えに、宇治市の山の中の体育施設へ向かいました。お蔭で、わざわざには出かける機会のない瀬田川・宇治川流域を眺めながらドライブすることができました。えーっと…何しに行ってるの? というツッコミは、どうか御勘弁願います(汗)。琵琶湖から流れ出した瀬田川は、急流を通り抜けて宇治川となり、桂川・木津川と合流して淀川となって大阪湾に注ぎます。琵琶湖が関西の水がめと言われる所以です。宇治川へと流す水量を調節しているのが、大津市にある南郷洗堰です。琵琶湖マラソンのテレビ中継では見たことがありましたが、実際に目にするのははじめてです。堰の近くには、資料館のような施設があるようでしたが、時間がないのでスルー。この堰よりすこし下流に、急流になっている箇所があります。洗堰付近の流れがとてもゆっくりなので、なんだか不思議ですが、琵琶湖の標高が80mと、平野部より高いので、そうなるんですね。さて下流へと向かいましょう。 URL Comment(0)Trackback(0)Edit
控えめに Day:2009.11.22 20:03 Cat:自然 京都・丹波地方では、ほとんどの山々は山頂付近まで杉やヒノキの植林でおおわれています。だから秋の紅葉も少し控えめ。杉のすき間にちょっと間借りをして、控えめに存在を主張しています。いつも変わらぬ針葉樹林と、季節とともに移りゆく落葉樹たち。その対比もまた美しいものです。 URL Comment(0)Trackback(0)Edit
土曜日の朝は Day:2009.11.21 21:40 Cat:自然 土曜日の朝の出勤は、すこしリラックスムード。いつもの通勤路も、国道をのぞいてほとんど車は通っていません。来客もないため、いつものネクタイをはずしてラフなスタイルで。平日と違って素の自分のような気がします。今朝には、夜の間に出ていた霧はほとんどなくなっていました。ちょっぴり寒いのが、なんだか心地よく感じられます。こんな日は、机の上に積まれている書類の整理をしようかな。まずは3000m級の山から崩していこう……などと考えつつ。そんな日に限って、いろいろなハプニングが起きるものです(笑)。今日もやはり… URL Comment(0)Trackback(0)Edit
ダム湖晩秋 Day:2009.11.20 22:45 Cat:自然 南丹市の日吉ダム。秋も深まってきました。ダムの横には日帰り温泉施設があり、いつも賑わっています。熱い湯が苦手な僕には熱すぎるので、家族のお付き合いで行く時は、もっぱらぬる~い薬草風呂専門です(笑)。右下の紅葉と崖は、髪のはえぎわやら、いろいろなものに見えてきませんか?すこし上流にある世木ダムも、しっとりとたたずんでいます。冬に向かっていく風景の中で、黄色い葉だけが明るく頑張っていました。 URL Comment(0)Trackback(0)Edit
番外編~ 故郷の川 Day:2009.11.19 23:09 Cat:自然 宍道湖と中海をつなぐ運河のような川は、大橋川と呼ばれています。宍道湖近くに松江大橋がありますが、橋の名前のついた川というのも珍しいのではないでしょうか。中海が日本海とつながっているため、満潮時は中海から宍道湖へ、干潮時はその逆と、流れの変わる川です。薄い塩分を含むため、昔はカレイやチヌが釣れることもありました。僕が子供の頃のホームリバー(?)です。この川の中海寄りに、「矢田の渡し」があります。今でも日本一小さなフェリー(1台しか乗れません)が現役で働いています。対岸から手を振ると、乗船の合図です。子供のころ、遊びで乗って船頭さんに叱られたことを思い出します。岸辺の茂みの中から、カモさんの一団が現れました。人慣れしているのか、近寄っても逃げません。中海大橋方面にも、今年も無数の鳥たちがやってきたようです。大橋川でシジミを獲ったり、セイゴやハゼを釣っていた少年が、今、丹波の地で暮らしている。川面を眺めながら、縁というのは不思議なものだなあ、とつくづく思いました。 URL Comment(0)Trackback(0)Edit
番外編~ 大山 その2 Day:2009.11.18 22:01 Cat:自然 大山南壁の展望台、鍵掛峠からの眺めです。ブナ林の向こうに荒々しい南壁が見えるはずでしたが、あいにく雲の中。大山は西側から見ると富士と見間違うほどの富士型をしているのですが、南北は鋭く切れ落ちていて、中国地方で唯一アルペンムードを備えた山です。1700m余りの標高ですが、海に近いため日本アルプスの3000m級に匹敵するような気候なのだそうです。ブナ林へと続く道は、冬場は積雪のため閉鎖されます。ブナ林を通り抜け、大山西側の枡水高原まできた頃には、西日が斜面を照らしていました。しかし大山は結局最後まで姿を現してくれませんでした。出番を待つスキー場のリフト。翌日、父の墓参りで訪れた松江の公園墓地から、頂上付近にうっすら雪化粧をした大山が望めました。右側には双耳峰の烏ヶ山も顔を出しています。 URL Comment(0)Trackback(0)Edit
番外編~ 大山(だいせん) その1 Day:2009.11.17 23:37 Cat:自然 帰省時、いつも高速道路で麓をかすめるだけの大山ですが、この日は米子道蒜山(ひるぜん)インターチェンジでいったん降り、溝口インターまで大山山麓の地道を走ることにしました。期待していたブナ林はほとんど葉を落とし、ほとんど初冬の景色です。ところどころに残っているモミジの紅葉が、わずかに秋を感じさせてくれます。鳥取県に入って鏡ヶ成付近では、道路沿いの林の赤い実が目につきました。帰ってから調べてみましたが、何の木かは特定できませんでした。高校1年のときキャンプでよじ登った、なつかしい烏ヶ山(からすがせん)。大山南壁の東南にある、鋭い山頂をもつ独立峰です。でも、雲に隠れてその全容をあらわしてくれませんでした。夕方近くなり気温はぐんぐん下がってきているようです。手がかじかんできました。ふと森に目をやると、そこはまるで妖精がでてきそうな世界でした。 URL Comment(0)Trackback(0)Edit
多治神社 Day:2009.11.17 00:15 Cat:場所 日~月と松江に帰省していて、今しがた帰還しました。途中の岡山県の蒜山高原サービスエリアは、1℃と冷え込んでいました。ぼちぼちタイヤ換えなくちゃね。銀杏が続きます。南丹市日吉町の多治神社です。「落葉神社」の記事のあとなので、若干地味目に見えるでしょうか。この神社は銀杏というよりも、紅葉がメイン。同じモミジでも、よくもまあ違うものです。でも、この日はまだ早くて、見頃まであとしばらくといった感じです。タイミングよく訪れることができればよいのですが。 URL Comment(0)Trackback(0)Edit
陽のあたる場所 Day:2009.11.15 10:37 Cat:場所 滝ノ町と対峙し、笠トンネルの京都側にあるのが京都市北区小野郷。谷間の静かな集落に、そこだけ明るくなっている一角があります。その名も「岩戸落葉神社」。岩戸というのは地名ですが、“落葉”というのはあとから付けられた名称なのでしょうか。文字通り、境内は銀杏の落葉で埋め尽くされています。山峡の一角の、“陽のあたる場所”です。 URL Comment(0)Trackback(0)Edit
滝ノ町 Day:2009.11.14 21:19 Cat:場所 国道162号線(周山街道)にある笠トンネルは、山城の国と丹波の国の境界線。京都(山城)側からトンネルを抜けると左手に見えるのが「滝ノ町」です。パーキングエリア付近から眺める集落は、ガッツリ秋景色の中。梅雨時分に見たしっとりとした風景とはガラリと変わって、すべてのものがキラキラと輝いています。まるで、柿で出来たプラネタリウムのようです。 URL Comment(0)Trackback(0)Edit
山里の秋 Day:2009.11.13 22:05 Cat:場所 由良川をさらにさかのぼり、旧美山町の役場付近から少し南に入ったところ。かやぶき美術館近くに、気になる場所を見つけました。早くも傾きはじめたおひさまを背に受けて、すすきの一群が逆光に輝いていました。雨風をしのげる住むところと、着るもの、食べるものがある。周囲の山々にとけこんだような単純化された風景を見ていると、僕たちはそれだけでもっと幸せを感じてもいいんじゃないかと思えてきます。静かな山里の、穏やかな遅い午後です。 URL Comment(2)Trackback(0)Edit
雨あがり Day:2009.11.12 21:50 Cat:自然 2~3日にわたって久しぶりにまとまった雨が降りました。今朝ようやく雨が上がり、空がすこしずつ明るさを取り戻してきました。上流の雨を集めて、中洲が見えていた大堰川も水量を回復しています。ちなみに、このあたりの桂川は大堰川(おおいがわ)と呼ばれています。春には桜色に染まる大堰川緑地公園。今は桜の葉の紅葉で、またちがった趣です。ご参考までに、春の風景を紹介します。まだブログを始める前、今朝と同時刻に撮ったお気に入りのものです。 URL Comment(0)Trackback(0)Edit
由良川 Day:2009.11.11 22:49 Cat:自然 由良川が続きます(^^)虹の湖よりさらにさかのぼると、ちょっと丹波離れした風景に出合います。ダムで堰きとめられた川の流れが、その速度をぐっと緩める地点。バラエティーに富んだ河畔の風景を見せてくれるところです。秋も深まり、由良川の水の色はだんだん碧くなってきました。これから冬枯れの季節、単調になっていく山々の景色を、由良川の水の碧さがきりっとひき締めてくれます。丹波地方でも北に位置するこのあたりは、秋が一足先に駆け抜けていくようです。 URL Comment(0)Trackback(0)Edit
虹の湖 Day:2009.11.10 23:16 Cat:自然 芦生の原生林に源を発した由良川は、南丹市美山町の大野ダムで堰きとめられて約5kmにわたって湖になっています。この湖は「虹の湖」という美しい名で呼ばれています。湖といっても幅はそう広くないので、流れの止まった川のような感じです。鏡のような湖面は、青空と岸辺の秋の色を映しこんでいました。向こうには大岩山758m。11月とは思えない、汗ばむような天気です。近くには、何度か登場いただいている茅葺き民家があります。今は秋の景色の中。大野ダム公園周辺は紅葉祭りのため車でごったがえしていましたが、少し上流のこのあたりはひっそりとして、穏やかな秋の時間が流れていました。 URL Comment(4)Trackback(0)Edit
上和知川橋 Day:2009.11.10 00:22 Cat:自然 昨日の校舎から、由良川の支流 上和知川を少しさかのぼると、まだ出来て間もないような上和知川橋があります。この橋は知る人ぞ知る絶景スポットで、あまり教えたくないのですが(笑)、こっそり紹介します。この橋のすごいところは、真下に清流が見られるところです。結構な高さがあるので恐る恐る下をのぞくと、上流側は真っ赤な紅葉。下流側はしっとりとした黄葉。一度に2つの渓流を見ることができて、お得な感じ。水も澄んでいますね。下流側を眺めると、織りなす紅葉の先に質美富士(といし山)がそびえています。左手には和知富士。校舎越しに見たのとは反対側になります。深い谷と美しい紅葉を眺めていると、時がたつのを忘れてしまいます。 URL Comment(0)Trackback(0)Edit
廃校 Day:2009.11.08 18:16 Cat:場所 京丹波町、由良川と上和知川の合流点近く。統合により廃校になった校舎が秋色の和知富士をバックに静かにたたずんでいます。おとなりの兵庫県篠山市には、廃校を利用したチルドレンズミュージアムがありますが、こちらはただ風雨に耐えているような様子です。管理していくにも経費がかかって大変なのでしょうが、雰囲気のある建物なので、もったいないような気もしますね。それにしても気持のよい秋晴れです。お天気に誘われて校舎も「あ~~」と、気持ちよさそうに伸びをしているような気がしました。 URL Comment(2)Trackback(0)Edit
霧とのお付き合い Day:2009.11.07 23:07 Cat:自然 霧の朝。視界100m程度。午前中エンジンのかからない僕にとって、霧はあまり好きなものではありませんでした。朝日にあたらなければ、体も心も目覚めることができないような気がするからです。でも、丹波に住んでいる以上、霧とうまくお付き合いしていかねばなりません。なにしろこのシーズンは、ほぼ8割方、霧の朝になるのですから。ということで、今年は霧を撮っていこうと思います。霧をもっとよく知るために。この日は勤務先のある亀岡の方が、一段と霧が濃くなっていました。視界50m程度。 URL Comment(0)Trackback(0)Edit
日吉ダムの秋 Day:2009.11.06 23:27 Cat:場所 南丹市にある日吉ダムです。桂川は、亀岡盆地をとおって京都・嵐山へと流れるのですが、盆地と嵐山の間は保津峡と呼ばれる狭い谷になっており川幅も狭く、大雨が降るたびに亀岡盆地に水があふれ、甚大な被害をこうむってきたそうです。治水と京阪地域の水不足対策のために建造されたのが、この日吉ダムです。ダム湖は、湖底に沈んだ村の名をつけて、「天若湖(あまわかこ)」と呼ばれています。僕にとっては、身近で手軽に来ることができる撮影場所です。大きななダム施設に近づいてみると、メタリックな輝きで威圧感があります。少雨の今年の秋は、ダム湖の奥までは水が行き渡っていないようです。紅葉が水面に映る景色は、残念ながら今年は見れそうもありませんが、それでも山の木々は一生懸命に秋を演出しています。 URL Comment(0)Trackback(0)Edit
宇津峡公園 Day:2009.11.05 21:50 Cat:自然 日吉ダムから上桂川をさかのぼって宇津峡公園までの道は、両側に険しい崖の迫るコース。あちらこちらに落石注意の立て札があり、雨のあとは大小の岩のかけらが散乱していることも多いです。3~4キロの道を抜けると視界が開け、宇津峡公園。色づきはじめた紅葉と植林の針葉樹の山が目に入ってきます。オートキャンプ場のある公園内にも人影は見当たらず、ただ紅葉・黄葉と針葉樹の緑が、色を競っていました。緑に占領されているように見えますが、紅葉・黄葉もかすかに顔をのぞかせています。杉林の育ち方の違いから、木を育てるという仕事が、長い時間の物差しで営まれていることを想像します。目先のことだけに右往左往しないようにしたいものです(汗)……。ここで大きく蛇行した上桂川は、秋色の集落をぬけて北へと向かいます。 URL Comment(0)Trackback(0)Edit
ダイヤモンド Day:2009.11.05 00:47 Cat:自然 夕暮れ時の雲は、見慣れた風景を時にドラマチックに変えてくれます。3日の夕方、西の山際にダイヤモンドを見ました。こういうときって、往々にしてカメラを持っていないんですね。自然がチラッと見せてくれる決定的瞬間は、撮ろうと思っていてもなかなか遭遇できないものです。この日も携帯さまさまでしたm(__)m URL Comment(0)Trackback(0)Edit
樒原(しきみがはら) Day:2009.11.03 22:47 Cat:場所 水尾から山道を亀岡方面に戻ると、山の斜面にへばりつくような樒原(しきみがはら)の集落があります。ここも京都市右京区に属していますが、保津峡からのバスは水尾止まりなので、反対側の南丹市方面からのバスがかろうじて通っています。でも、一日2~3本なのではないでしょうか。このような辺鄙なところへ来ると、「どうやって食べているんだろう」と、いらぬ心配をしてしまいます。自分たちが食べるのに精いっぱいなのにね……。どんな山の奥でも、印象的な神社とシンボリックな木があるのは不思議です。樒原からも、愛宕山への登山道の一つがあるようです。登り口付近では、鈴なりの柚子の実が青空に映えていました。 URL Comment(2)Trackback(0)Edit
鉄橋のある風景 Day:2009.11.03 10:38 Cat:場所 京都を出て保津峡のトンネルを抜け、亀岡盆地を走り抜けた電車は、園部を過ぎると桂川沿いの狭い谷間に入り、景色は一変します。船岡-日吉間にあるこの鉄橋が、“山陰”への架け橋です。京都への通勤圏内である園部から北は、電車の本数がぐっと少なくなりますが、ときおり鉄橋をわたる電車の音が、谷間に響き渡ります。夕暮れ時、鏡のような川面に鉄橋がうつりこんでいます。川辺の木々も、徐々に秋色にかわってきました。 URL Comment(0)Trackback(0)Edit
柚子の里 その2 Day:2009.11.01 22:24 Cat:場所 柚子畑から深い谷を隔てて、向こうの山の斜面には鬱蒼と樹々が茂っています。ただの山にしては立派な木が多いと思っていたら、どうやら天皇陵があるようです。写真では斜めで見づらいですが、「清和天皇陵」と書いてあります。向こう側の山の一角のようですが、どのあたりかは特定できませんでした。調べてみると、平安時代800年代の天皇で、若くして退き出家をして水尾の里を隠棲の地と定めここで修業しましたが、30歳で夭折しています。都を捨ててどうしてこのような寂しいところに…と思うのですが、きっと都の権力の世界になじめなかった人だったのだろうと勝手に想像しています。そんな歴史を知ると、そういえば立派な家が多かったように感じました。1200年後のいまも、愛宕山924mは変わらず水尾の里を見降ろしています。山頂付近の鶏冠のような森も、ここからはっきりと見ることができました。 URL Comment(0)Trackback(0)Edit