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番外編 西へ西へ1

  • Day:2009.08.31 23:00
  • Cat:
片道10時間かけてつれあいの故郷、長崎へ。
今回は法事のため、本当に往復だけでしたが、運転しながら久しぶりに
九州の風景をながめてきました。
ということで、今週は九州シリーズになりそうです。
広島付近2
広島ジャンクション付近。
飛行機で行けば楽なんだろうけど、ETC割引の魅力には勝てませんね。
つれあいが運転大好き人間なので、助かります。
舞鶴若狭自動車道から中国自動車道へ入り、ひたすら西へ。
中国地方って、ほんと東西に長~いです。
ずいぶん走ったような気がしますが、まだ広島県です。

関門海峡1
これまた長~い山口県を縦断し、ようやく壇ノ浦サービスエリア。
平家終焉の地。
また、高杉晋作たちが幕末に活躍したのもこのあたりですね。

関門海峡3
関門海峡はとても狭く感じられました。
向こう岸の北九州市は、手の届きそうな距離です。

関門海峡4
ハングルや中国語の標識に、玄界灘を隔てて、韓国や中国はすぐ近く
なんだなと肌で感じることができます。
サービスエリアでは、アジア系と思しき人たちもちらほら見かけます。
植えられている植物を見て、この弧状列島が意外に南北に長いことを
実感します。

関門海峡5
さあ、いよいよ九州に上陸(?)といきましょう。

空模様

  • Day:2009.08.27 21:45
  • Cat:自然
29日は勤務先の施設の夏祭りなのですが、
鷺2
今日の午後から、こんな雲が広がってきました。

用水路4
天気は下り坂のようです。
利用者さん皆がたのしみにしている行事。なんとか持ちこたえてほしいのですが。

草花2

草花1
僕は今年は残念ながら参加できません。
つれあい方の法事で、明日から九州です。
運転交代しながら、ひたすら西へ西へと向かいます。
今度は週明けにお目にかかりたいと思います(^.^)/~~~

福知山

  • Day:2009.08.26 23:19
  • Cat:場所
福知山1
由良川にかかる橋越しに見える福知山城です。

福知山は、亀岡と同じく明智光秀が城主となって整備された街。
本能寺の変により、謀反人のレッテルをはられている光秀ですが、
この丹波の地の人々を慈しみ、善政をしいたと言われており、
地元での評価は高いです。
福知山や亀岡では、毎年光秀をたたえるお祭りが行われています。
僕は、ずいぶん前に三浦綾子の「細川ガラシャ夫人」…光秀の娘ですね
…を読んでから、そこに描かれている光秀像がとても印象深く、歴史の
見方が少し変わったような気がします。

福知山2
由良川と土師川の合流地点に開けた福知山市は、丹波の山々に囲まれた
新旧取り混ぜたような不思議な町です。
街の西側にあるこの姫髪山という優美な名の山では、お盆に京都の五山の
送り火のような山焼きがおこなわれ、「丹波大文字」と呼ばれています。

福知山10
由良川河川敷から眺めると、北には三角錐の龍ヶ城(左)、伏見(ぶくみ)山。

福知山3
さらにどっしりとした福知山の最高峰、三岳山が顔を出しています。
山好きには、結構魅力的な景色です。

福知山4

福知山6
福知山。縁があったら一度は住んでみたい町です。
って、体がいくつあっても足りませんね^_^;


丹波篠山 その2

  • Day:2009.08.25 22:55
  • Cat:場所
夕食後外に出ると、プラネタリウムのような星空が広がっていました。
(ちょっと立場が逆のような気もしますが…。)
北の夜空には手の届きそうなところに、子どものころ親しんだ
ひしゃく型の北斗七星が輝いていました。
そういえば久しぶりに星空を見上げたような気がします。
夜の涼しさにつられて、もうコオロギが鳴き出しました。

昨日の続編です。
篠山盆地3
農道は小さな富士型の剛山に向って、一直線に伸びています。

篠山盆地4

篠山盆地5
農道も、用水路も、空も。すべての景色が小さな富士山に向かって
フォーカスされているように見えました。

剛山
近づいてみると、当の剛山は、ちいさな丘のような可愛い山でした。

丹波篠山 その1

  • Day:2009.08.24 23:00
  • Cat:場所
ひとくちに「丹波」と言っても、京都府から兵庫県にかけての
かなり広い範囲の総称となっています。
おとなり兵庫県の城下町篠山(ささやま)市は、「丹波篠山」と
呼ばれ、丹波の代名詞的な土地です。
昔の峠道にはトンネルが通じ、僕の住む町からは目と鼻の先の
距離となりました。結構大規模なTSUTAYAがあり、本を買う時に
時々遠征しています。京都に出るより早いですし、ドライブも快適です。
稲と民家3
稲穂の垂れ具合といい、稔りの秋もすぐそこまできているようです。

篠山富士3
色づいてきた田んぼや緑の豆畑にかこまれ、高城山(別名 篠山富士)
がちょこんと鎮座しています(右側)。

多紀アルプス1
盆地の北側、京都府との境にそびえるのは、三嶽793m(左奥の丸い山)や
小金ヶ嶽678m(右奥のギザギザした山)。
これらの連山は、地元では「多紀アルプス」と呼ばれており、
篠山盆地から見ると、標高の割には存在感があります。

篠山盆地7
南側には幾重にも連なる丹波の山々。
写真を撮るときにいつもは邪魔になる送電線ですが、これはこれで
山並みとマッチしてしまっています。

篠山盆地6
「丹波篠山」。縁があれば、一度は住んでみたい町です。





木喰(もくじき)さん

  • Day:2009.08.23 19:45
  • Cat:ひと
木喰さん1
南丹市八木町諸畑、清源寺入口にある木喰上人の像です。

享保3年(1718)年に甲斐国に生まれた木喰上人は、22歳で出家。
56歳のとき諸国巡礼の旅に出ます。
60歳を過ぎてから仏像作りをはじめ、訪れた北海道から九州にいたるまで、
生涯に1000体以上の像を遺しました。
清源寺にも、いくつかの像が保存されているそうです。

木喰さん3
口元にかすかな笑みを浮かべた独特の仏像は、「微笑仏」とよばれ、
庶民から親しまれてきました。

花壇4
周辺の道は、地元のお年寄りによって綺麗にお花で飾られています。

花壇6
60歳を越えてから、エネルギッシュな創作活動に取り組んだ木喰上人。
思わずつられて笑ってしまいそうになる上人像は、いくつになっても
夢をもって歩んでいくことの大切さを教えてくれます。
その作品も、機会があればぜひ実物を見てみたいと思います。

平日の河川敷公園

  • Day:2009.08.22 21:34
  • Cat:場所
平日の河川敷公園です。
河川敷公園6

じっとしていても体中がじとーっとしてくるような蒸し暑い天気の中、
蝉しぐれだけが聞こえてきます。
河川敷公園8

桂川のそばに行くと、水面から少し風が吹いてきました。
河川敷公園3
盆地をゆったりと流れる桂川は、このあと保津峡の急流を抜けて
嵐山へと向かいます。

河川敷公園2
蝉の鳴き声が、誰もいない公園の寂しさを増幅しています。
松尾芭蕉の気持が少しだけわかります。

河川敷公園5
お盆には花火大会でにぎわった河川敷。
海水浴シーズンを終えた浜辺のようにひっそりとしていました。

エメラルドグリーン

  • Day:2009.08.21 15:04
  • Cat:場所
8月はお盆があったりして勤務が不規則になっています。
ということで、今週は金曜日が休日となりました。
夏休み中の息子に、「写生が宿題なら、いいところへ連れて行って
やろうか」と誘ったところ、「いいわ」と一蹴されてしまいました…。
夏休みも終盤というのに、マンガを広げてのんびりしたものです。
君は、瀬戸際で実力を発揮するタイプなのか?

暑いので、水ものネタをどうぞ……
富栄池1
市内にあるため池、「富栄池」です。
いつ通りかかってもエメラルドグリーンの水を湛えていて、気になっている池です。

富栄池3
集落から少し離れた山際にあるため、訪れる人もほとんどなく、
神秘的でさえあります。

富栄池7
「釣り禁止」の立て札がありますが、時々ルアー釣りをする人の姿が
見られます。ブラックバスでもいるのでしょうか。

富栄池5

富栄池10
写生にはもってこいの景色なんだけどなあ~

やはり早起きは…

  • Day:2009.08.19 22:20
  • Cat:自然
朝の苦手な僕が、珍しくちょっとだけ早く目をさましました。

朝の風景3

外に出ると朝の空気がとても清々しく、思わずカメラを持ち出してウロウロ。
家から半径50mの範囲で撮りました。
朝の風景1

日中はまだまだ暑いですが、空には秋のような雲が広がっていました。
朝の風景5

いつもはバタバタと出勤するのですが、今朝ばかりはゆったりとした時間が流れています。
山から霊気が降りてくるような夜のにおいも好きなのですが、空気が払い清められたような
朝の香りもよいものですね。
朝の風景4

こっ、これは、ちょっと病みつきになってしまうかも……
朝の風景2
……だとよいのですが^_^;




青空にそびえるタワー

  • Day:2009.08.18 23:13
  • Cat:場所
勤務先の所在地、亀岡市にこんな建造物があります。
亀岡市役所2

亀岡市役所5
未来都市を彷彿させるようなこの建物、
実は亀岡市役所です。

亀岡市役所4
人口10万人足らずの地方都市にしては立派すぎる建物です。
また、のどかな田園風景の広がるこの街には、ちょっとそぐわない。
仕事柄、よく市役所を訪れるのですが、いつも巨大なビルを見上げ
ながら、そう感じています。

亀岡市役所3

亀岡市役所1
ところが無機質な建物の中に入ると、働いているのは田舎のおっさん、おばちゃん
であったりして、あか抜けない(失礼しました…)温かい対応をしてくれます。
このアンバランスはなかなかのものですよ。



番外編~陽の去りゆく国・出雲

  • Day:2009.08.16 20:51
  • Cat:自然
島根から帰ってきました。
ETC-1,000円の影響で、帰路はかなりの渋滞でした。
米子道から中国道までトロトロ。
夕暮れの大山(だいせん)でも見えたらまだよかったのですが、
あいにくの雨模様……。
いつもの1.5倍の時間をかけて、家にたどり着いたのは夜中でした。
宍道湖夕陽2
夕陽で有名な宍道湖(しんじこ)です。あいにくの天気で、赤よりも青が印象的な
夕景となりました。
島根ではお盆の来客対応に終始し、カメラを持ってお出かけ、という
わけにはいきませんでした。
ということで、1年前のお盆に撮ったもので失礼いたします。

「出雲」というくらいですから、宍道湖周辺にはよい雲が湧いて出ます。
ある気象予報管は、「日本でいちはんよい雲の出る土地」と言っていた
そうです。
宍道湖夕陽1
宍道湖は、中海を通じてわずかに海とつながっている「汽水湖」です。
湖水をなめてみると、薄味のお吸い物程度の塩分があります。
この微妙な塩分濃度が特産のヤマトシジミやスズキ・白魚などの恵み
をもたらしてくれています。
朝食には必ずシジミのみそ汁という家庭も松江では多いです。

加賀の夕日1
松江市内から車で30分弱の島根町加賀漁港です。
日本海に沈む夕陽に照らされたイカ釣り漁船のランプが印象的でした。

出雲地方は、次の空へと去って行く太陽の似合う土地柄のようです。
まだまだ紹介したいところが沢山ありますが、またの機会に。





控え目なヒマワリ

  • Day:2009.08.12 23:30
  • Cat:自然
百日紅が続いてしまいましたが、夏の主役といえばやはりヒマワリ。
ところが百日紅の赤い色に慣れた目で見ると、とても地味に見えます。
ひまわり6

ひまわり3
空に向かって伸びているのですが、どこか控え目。

ひまわり5
おまけに、廃屋のような建物の横なので、侘しささえ感じます。

ひまわり2
でも、時間がたつにつれ、日陰を照らす明かりのように思えてきました。さすがヒマワリ。

明日から3日間、島根に帰省します。
2週間後は、つれ合いの郷里の法事で九州へ。この夏は西へ、西へ……です。
渋滞かな~

続・百日紅

  • Day:2009.08.11 23:59
  • Cat:自然
ここ数日の豪雨は、各地に大きな被害をもたらしました。
ニュースで見た兵庫県の佐用町や宍粟市、岡山県の美作市は、
帰省時にいつも中国道で通るときに、のどかでよいところだなあ、
と思っていた所だったので、信じがたい気持ちです。
おまけに、今朝起きたら地震のニュース!
被害に遭われた地域の方々、お見舞い申し上げます。

さて、御好評(汗)につき、無理やり続編を……。
百日紅7
南丹市八木町に、「さるすべりロード」(仮称?自称?)があります。

百日紅6
街中から桂川に新しく架かった橋を渡ると、介護施設へ向かう道の
街路樹が、百日紅。
真っ赤に咲きそろっている景観は、なかなか華があります。
毎朝の通勤時に横切るのですが、つい目が行ってしまいます。

百日紅8

百日紅9
自分の中では、夏の隠れた名所に指定したいのですが。

百日紅(さるすべり)

  • Day:2009.08.09 20:47
  • Cat:自然
長かった梅雨が明け、真夏のに日差しに誘われるように
百日紅(さるすべり)の花が咲き誇っています。
百日紅3

民家の庭や小さな公園、街路樹などなど… 
住んでいる町に百日紅の木が意外に多いことに、今年
はじめて気付きました。
百日紅15

百日紅13

百日紅の花が夏に咲くということも、今まで特に意識したことはあり
ませんでした。カメラを持ち歩くことが多くなって、見慣れていた風景
がとても新鮮に感じられるようになった気がします。
百日紅17
8日の最高気温36℃。クラクラしてきました~。

8月8日

  • Day:2009.08.08 12:50
  • Cat:ひと
誰にだって、一年のうちに特別な日というのがあるだろう。
僕にとって今日は、そんな特別の日のうちのひとつ。
1996年8月8日、写真家星野道夫は、取材中のカムチャッカ半島クルリ湖畔で
ヒグマに襲われ、43歳の生涯を閉じた。
下の畑2

星野道夫の本と出会ったのは、彼がもうこの世にいなくなった2000年頃のことだった。
彼の遺した作品から影響をうけたのは、写真集よりもむしろ著作の方。
エッセイのひとつひとつからは、毎日起きること、出会った人や自然に対する驚きと
喜びが、文庫本をもつ僕の手のひらからこぼれ出すほどほとばしり、「いま、ここにいる」
ことの素晴らしさが謳われていた。
星野文庫本

体調をくずして自営業をたたみ、明日の見えない生活を送っていた自分にとって、
今ここにいることに目を向けさせてくれたこれらの文庫本たちは、いまでも僕の
たからものとなっている。
横の田んぼ2

下の畑1
「大切なのは、出発することだった」。

バス停

  • Day:2009.08.06 21:48
  • Cat:場所
一家に2~3台自家用車をもつ時代。
バスの本数はダイヤの改正ごとに減らされていきます。
バス停4

それでも地元の人たちは、集落の玄関口であるバス停付近を
花でにぎやかに飾っています。
バス停6

バス停5

バス停3
バス停は、少し生活のにおいがして、ノスタルジックな気分にさせてくれる場所です。

バス停8


田んぼのサーフィン

  • Day:2009.08.05 21:57
  • Cat:自然
早生の品種の稲は、もう穂がふくらんできたようですね。
稲の海3
日照不足の影響はどうなんでしょうか。
十数年前のコメ不足騒動のあと、台風の影響の少ない早生の品種をつくる農家が
増えたような気がします。


稲の海1
左右に揺れる稲穂を見ながら農道を車で走っていると、まるで波に乗っているような気分です。

jack johnson
そんなときにぴったりなのが、ジャック・ジョンソンのCD。
ハワイ在住で、サーフミュージックに分類されがちのジャック・ジョンソンですが、
僕は彼の音楽は農村風景にとてもマッチすると思い、愛聴しています。
サビの部分がありそうでない、ゆるゆるの感じが、リラックスしたいときにぴったり
ですよ。
彼の音楽を聴いていると、「そんなにあくせくしなくてもいいやんか~」と思えて
きます。

なお、私、本物の波乗りには1000%縁のない人間であることを申し添えます(笑)。
さあ、稲穂の海をサーフといきましょう。

稲の海5

むか~し、昔。

  • Day:2009.08.02 17:22
  • Cat:場所
むか~し昔、あるところにお爺さんとお婆さんが……
長尾8
そんな雰囲気を漂わせているのは、南丹市美山町の野添地区の集落です。

長尾1
春先の若葉の季節から一転、草に埋もれてしまいそうです。

長尾7

長尾3

長尾4
こんな長いこと時計が止まっていたような風景の中に身を置くと、自分はただ立ち尽くすだけで、
説明する言葉などいらないような気がしてきます。



けんかのあとは「ごめんなさい」

  • Day:2009.08.01 21:43
  • Cat:場所
大気が不安定で雷が発生することが多く、アップしようと思うと接続が
切れてしまうので苦労しています…。
我が家近辺はまだ光ファイバーが通っていないため、いまだにADSL
なのです^_^;
一台前のPCは雷のダメージで使えなくなったので、気をつけなくては。

細野滝集落10
京都から周山街道を北上し笠トンネルを抜けると、国道の下に細野町滝の集落が
見えてきます。

細野滝集落16
背後に北山杉の山をひかえた、小川に沿った小さな集落です。
国道のロードパークに車を止めて、10分間のプチ探検といきましょう。

細野滝集落1
家々の庭は、色とりどり夏の花に彩られています。

細野滝集落5
蔦のからみついた蔵のような建物は、時代に取り残されたようです。

細野滝集落4
今しがた降った強い雨で、集落を流れる小川は泥の色をしていました。

細野滝集落12
けんかのあとは「ごめんなさい」。
小さな集落だから、これは大切なことかも。
普通なら通り過ぎるだけの見知らぬ土地を、こうして立ち止まって探検する
のが大好きです。